とんかつの老舗「とんかつ とんき 目黒本店」
「ちゃんとしたものを、ちゃんとした人が作っている、しかもリーズナブルなものを食したい。」
顔が見えるお店で、できれば都心で、大切な誰かを連れて行っても自信をもっておすすめでき満足していただけるようなお店を・・・。
そんなあなたにオススメな、肉食女子からお伝えしたいお店があります。
「とんかつ とんき 目黒本店」
なんと昭和19年創業、老舗中の老舗な目黒のど真ん中にあるとんかつ屋さんです。
87年も続いているお店、その理由は、お店に行くとすぐにわかります。
「プロ集団の誇りと歴史とが凝縮された厨房を目の前に食べられる」
そこは、何か試合か儀式が行われているかのような、エンターテイメントと言っては失礼にあたりそうな荘厳な粛々とした職人技が展開されています。
厨房にいるスタッフの数は10名を優に超し、徹底した分業制。
キャベツを刻む担当、お肉を切る担当、お肉を揚げるを担当、・・・。自分の役割にただひたすら忠実に、かつプライドをもってテキパキと遂行する仕事ぶり、そこからは伝統を守り続け腕を磨き続けてきた忍耐と意識の高さが垣間見れ、とにかく圧巻です。
食べるのを忘れ、ただただ見とれてしまいそうになります。
「とんきショー」なんて呼ぶ人もいるらしいです笑
もちろん、一口食べると納得のとんかつ。
メニューは、長年変わらず「ロースかつ定食 1900円」「ヒレかつ定食 1900円」「串カツ 1400円」の3択しかありません。
さっくさくの薄い衣、厚いのにやわらか~いお肉。
普通の横切りから、更に縦にも切っているから柔らかいそうです。
噛めば噛むほど甘くなる不思議。幸せの瞬間が訪れます。
きゃべつ、お味噌汁(豚汁)、ごはんはおかわり可能。
ここに来ると必ず、1セット全部おかわりしてしまいます。ダイエット中でも、この瞬間だけは特別。だって、とんかつが美味しいから食欲が倍増してしまうんです。きゃべつもシャッキシャキだし、ごはんもつやつやして光ってて、もっともっと食べなきゃ損、な感じ。
しかも、やっぱりプロの技、食べた後のお皿には水分も油分も残っていないという奇跡。これは油ぎれもよく、キャベツの水切りも完璧という証拠。
キャベツ係もいて目を光らせており、すぐに補充してくれます。ソースも少しでも減ったら補充してくれ、綺麗に注ぎ口も拭いてあるスマートさ。かゆいところに手が届く、サービスを超えた職人技の数々。たった1900円でここまでしてもらっていいのかな、と思ってしまうような、これでもか、と見せつけてくれる気持ち良くいただけるお店です。
目黒駅から徒歩すぐの好立地も魅力。
お店が大きく目立つので、すぐ見つけやすく、わかりやすいでしょう。
店内は、1階は40席以上のカウンター。2階もありますが、見どころの厨房が覗けるカウンターをオススメいたします。
ここは、目黒のとんかつ御三家と呼ばれるエリアで、「とんき」「大宝」「かつ壱」が並んでいます。とんかつ激戦区ではありますが、大行列はいつ行っても途絶えることはなく。
貫禄のとんかつ名店、ぜひ行ってみましょう。